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イエスは特に弱い立場にある人々を尊ぶようにと呼びかけ、「最も小さな者の一人にしたのは、わたしにしたのである」(マタイ25・40)
と仰っています。人はだれでも愛されなければなりませんし、安心して生きられる居場所が必要です。
一人ひとりが大切であるという心こそが本当の平和を作る基礎になるのだと思います。
このイエスの呼びかけに応えて、当法人は人間の成長のために最も大切な時期を過ごしている
幼児たちを支えるために保育園を、また核家族が一般的になっている社会の中で、
家族だけでは支え続けることが難しいお年寄りのための施設を運営してきました。
子どもたちが神から与えられた本来の自分を開花させるために、即ち良心が育まれ、
思いやりを大切にし、ゆるし・ゆるされながら生きることができるように、子どもたちを支えることは
この社会の大切な使命です。また、これまでの日本の社会を支え続けてこられたお年よりの方々には、
安心して今を過ごす場が必要とされています。
聖書によると、イエスは12人の弟子たちとの最後の晩さんの席が整えられたとき、食事の前に突然立ち上がり、
手ぬぐいを取り、たらいに水をくんで弟子たち一人ひとりの前にひざをかがめて、足を洗ったと記されています。
弟子たちはイエスのなさったことに驚いていましたが、
イエスは「わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示したのである」(ヨハネ 13・14〜15)
と仰っています。それからイエスと弟子たちは食事を始めたのです。
イエスの時代には舗装された道路はありませんでしたし、靴のようなものを履いている人も少なかったでしょうから、
地面に直接に触れる足は、人間のいちばん汚いところを象徴的に表しています。
足を洗うということはその人を全面的に受け入れる心を表現する態度です。
日本人は昔から、自然に向かっても手を合わせ、一輪の花の中にも美しさを見出し、
互いに感謝し、相手を大切にすることを美徳のひとつとしてきました。高度経済成長や文化の
進歩の中で、人間として本来のあるべき生き方が見えにくくなっている時代ですが、一人ひとりが
大切にされる社会であることを祈りながら、社会福祉法人としてあるべき姿を目指し、
これまでのように地域の方々や、ボランティアとして協力してくださる多くの方々に
支えられながら歩んで行きたいと思っております。 |